【犬の夜盲症】症状から原因・予防・治療法までご紹介

犬の病気

夜盲症とは

夜盲症やもうしょうは暗い所や夜間に視力が低下する病気です。明るい所から暗い所に入ると、物を見えるようにするために眼の網膜の細胞が働きます。眼が暗さに慣れてくることを”暗順応あんじゅんのう”と言いますが、網膜の細胞に異常があると暗い所で物を見ることが難しくなります。ほとんど見えない子もいれば少しは見える子など、暗く感じるレベルは個々で違いがあるようです。先天性の進行性夜盲症は若齢期に発症すると進行が早かったり、数年で失明する可能性があります。(非進行性は暗い場所以外では特に問題なく日常生活を送ることができます。)後天性では他の病気から発症したり、現在では珍しいですが、ビタミンAが不足しすぎると発症することがあります。

夜盲症になりやすい犬種

  • ミニチュア・ダックス
  • トイ・プードル
  • アメリカンコッカースパニエル
  • ラブラドール

夜盲症の症状

  • 先天性進行性夜盲症
    • 失明(明るい所でも何も見えなくなる)
      • 物にぶつかる
      • 怖がりになる
      • 動きが鈍くなる
      • おやつやおもちゃを投げても反応しない
    • 眼振がんしん(稀に起きる)
  • 先天性非進行性夜盲症
    • 暗い所で目が見えにくくなる
      • 立ち止まったり、動きが慎重になる
      • 震え出す(極度の怖がり)
      • 辺りをキョロキョロする
      • 物にぶつかる
      • おやつやおもちゃを投げると、追いかけはするが見つけられない
  • 後天性夜盲症
    • 暗い所で目が見えにくくなる

夜盲症の原因

  • 先天性進行性夜盲症
    • 遺伝
    • 進行性の目の病気から夜盲症を発症した
  • 先天性非進行性夜盲症
    • 遺伝
  • 後天性夜盲症
    • 目の病気
    • ケガの後遺症
    • ビタミンA欠乏症

夜盲症の予防/治療

夜盲症の予防

先天性の夜盲症は予防することができませんが、後天性の夜盲症は目の病気を除いて、ビタミンAが普通に摂れていればなることはほとんどありません。最近のドッグフードはそれなりに栄養バランスが良いので、相当安いドッグフードでも無い限りそんなに気にしなくて良いです。(”総合栄養食”という表記がある物がおすすめ。)

夜盲症の治療

夜盲症の治療法は今のところありません。

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